2020.03.09更新

 副鼻腔は、上顎洞、前頭洞、前部篩骨洞、後部篩骨洞、蝶形骨洞からなります。

副鼻腔の役割としては、

 粘膜(線毛上皮)の表面積を広げることによって、粘液の産生量も増加し(1日に1.2~1.8リットル)、鼻腔の加温・加湿・濾過機能を強化すると考えられます。

 歯科に関係が深い上顎洞は前頭洞、前部篩骨洞とつながっており、上顎洞に炎症が起きると、前頭洞、前篩骨洞にも波及しますが、後部篩骨洞、蝶形骨洞には影響がないので、そこで鑑別することも出来ます。

上顎洞炎は、上顎臼歯の歯周炎や、上顎臼歯の抜歯後、インプラント治療をきっかけとして起こることがあります。     

                                                                  院長 西本

 

投稿者: 医療法人社団貴歯会 ふぁみりあ歯科

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