脳血管疾患などで入院手術を行った患者さんに、口腔機能管理や、口腔ケアを行うと、術後の合併症や、抗菌薬投薬期間、などの改善が見られることがわかってきました。
周術期菌血症の原因としての口腔内細菌の重要性や、誤嚥性肺炎の予防だけでなく、免疫エネルギーの節約で、創傷治癒促進が起こると考えられます。
口腔咽頭粘膜免疫に多大なエネルギーが費やされている現状を、口腔粘膜管理によりこれを節約し、創傷治癒が促進され、合併症が少なくなると考えられます。
術前、術後の口腔ケアが、大変に重要です。
院長 西本